やはり6月もまたファンドの償還が遅れた
5月の配当予定日及び償還予定日は日曜日(5月28日)だったこともあり、配当は翌日の29日になりましたが、償還は翌々日の30日になりました。
6月は配当予定日及び償還予定日は平日(6月28日)だったので、予定通り支払われることを期待していましたが、やはり遅れました。
配当予定日の昼頃、管理画面を確認したのですが、まだ支払われていませんでしたので、みんなのクレジットに電話で問い合わせると、「今日中には支払われる」との事でした。
と同時に、「本日中にメールで会員様に通知いたします」と。
確かに当日中に配当の支払いはありました。18時半を超えた頃から順次管理画面の異動明細に書き込まれていくのを確認しました。
しかしながら全てではありませんでした。今月に償還のあるファンドの償還とその配当に関しては、いつまで待ってもありませんでした。
そして20時過ぎに、配当完了のメールと、私が投資しているファンドの配当及び償還は翌日になる旨のメールが届きました。
遅れた理由は「入出金処理の確認作業に時間を要した為」とありましたが、本当でしょうか。作業に時間を要したというより、支払日までにお金を調達できなかったのではないかと、私には思えてなりませんでした。
5月に比べると少し進歩?したように感じます。配当は営業時間内に間に合わなかったとはいえ予定日に支払われましたし、償還のあるファンドの償還と配当は1日遅れで支払われましたので。
5月よりそれぞれ1日早くなったという事です。加えて、今回は遅れる旨のメール通知がありました。5月は何の通知もなかった事を考えると少しはましになったようです。
ただ、それでもまだ正常な状態ではない事に変わりはありません。
5月にみんクレに電話をかけて、再開時期をたずねた時は、6月末から7月中に再開するとの回答だったのですが、こんな調子ではその時期の再開は到底無理でしょう。
業務再開は関東財務局の返答待ち
配当の件でみんクレに電話をかけたとき、今回も業務再開時期について尋ねてみました。
今回の回答は、「現在当局(関東財務局)にファンドの開示資料等を提出し、業務を再開しても大丈夫かどうかの返答待ちの状態です」との事でした。
この回答が本当だとすると、再開までに時間がかかるのも多少は理解できます。きっと通達された業務停止期間内に内部体制を整えたり、必要な資料を用意したりするのが間に合わなかったのでしょう。
また、再開に向けて努力している事を裏付けるかのように、7月5日に「重要なお知らせ」と称して行政処分についての詳細な内容と再開に向けた内部体制構築に関する説明をメールで通知するとともに、各投資家が運用中のファンドの詳細資料を管理画面からダウンロードできるようにしていました。
少なくとも計画倒産するつもりはないとアピールしているような感じです。もし計画倒産するつもりなら、配当や償還を続けたり、このような再建に向けての説明などないでしょう。
ただ一方で、いきなり計画倒産ということになると投資家達が大騒ぎしてしまうため、努力の姿勢を見せつつ、なかなか再開しない事で投資家を諦めの心理状態にしてから倒産させるという巧妙な作戦の可能性もあるのではないかという疑いの念もあります。もちろんその可能性は低いと思いますが。
さて、みんクレから提供された運用中のファンドの詳細資料の内容についてですが、私が現在投資中の全12のファンドは、全て融資先が元親会社である甲(現在は完全に分離されて親会社ではないとの事)となっていました。
これは今までの経緯や説明から大体想像できましたが、問題は各ファンドの保全率です。なんと全て13.6%~15.8%という低さなのです。
と言う事は、甲が破綻してしまえば、全投資額の85%以上の損失となってしまうということです。(細かい事を言えば既に配当された分やキャッシュバックの分を加えると損失はもう少し少なくなりますが)
つまり、みんなのクレジット自体が倒産しなくても、貸付先が破綻してしまえばお終いなのです。
みんクレはメールで、甲グループに役員を派遣し、全額返済するまで甲グループの資産管理をしっかり行い、投資家への返済を優先すると言っていますが、そもそもこれまで債務超過で、みんクレで集めていた金を利用していた甲グループが、これから突然経営がうまくいって収益体質になれるのでしょうか?はなはだ疑問です。
そんな得体の知れない甲グループと一蓮托生なんてまっぴら御免です。
しかし残念ながら、このような状況を自分ではどうすることもできません。
みんなのクレジットが体制を整え、関東財務局からO.K.をもらって業務を再開すること、そして何より、甲グループの経営がうまくいくことを願うだけです。
今までは、みんクレの業務再開を期待していましたし、再開すれば再投資をすることを考えていましたが、今ではもうあまり期待しなくなり、再投資をする気もなくなってきました。
みんクレに対しては、ただただ投資金額を全額戻してくれる事だけを願っています。
余談ですが、私は今回償還された金額及び配当金はすぐさま払い戻しをし、ラッキーバンクに資金移動しました。