ラッキーバンクでも投資してみる
みんなのクレジットを始めた直後に、同じソーシャルレンディングサービスのラッキーバンクにも登録しました。みんクレと同様、ポイントサイト経由で登録して投資すると4,000円分のポイントが得られるからです。
ラッキーバンクの方が得られるポイントは少ないのですが、ポイント獲得に必要な投資条件はみんクレより低かったのです。みんクレが最低10万円の投資に対して、ラッキーバンクは6万円でOKだったので手軽に始められると思いました。そして私はすぐに登録し、ラッキーバンク内の自分の口座に6万円を入金しました。
ラッキーバンクはどのファンドもすぐに満額成立する
しかしながらちょっとした落とし穴がありました。私が登録した時期が悪かったのか、6万円から投資できる案件がまったくなく、ほとんどが最低投資金額が10万以上だったのです。なので6万円から投資できる案件が現れるまでしばらく待ったのですが、ポイントを獲得するには期限があり、あまり待っているとポイントを獲得できなくなってしまうので、仕方なく追加で4万円入金し、10万円を投資できるようにしました。(私が投資した後、最低投資額4~6万の案件がたくさん出ましたので、単にタイミングが悪かっただけです)
そして早速案件に投資することにしました。ところが驚いたことに、募集開始から数分で募集金額に達してしまい、あっという間に募集が終了となってしまったのです。なので最初にアプローチした案件に投資はできませんでした。
過去の他の成立した案件を確認してみると、やはりどれも募集開始から数分で募集終了になっていました。これは凄いな、と思いました。みんクレの案件は募集期間内で案件は成立するものの、満額成立はめったにありません。募集期間は案件によって違いますが、5日くらいのものもあれば、2週間くらいのものもあります。なので募集期限ぎりぎりで投資してもほとんど間に合います。
最初のアプローチを残念ながら失敗してしまったラッキーバンク案件の投資でしたが、次のアプローチの際は募集開始日の開始時刻と同時に投資の申し込みをし、なんとか無事投資できました。
ラッキーバンクのファンドの人気の理由
ところで何故ラッキーバンクのファンド(案件)はそんなに人気なのでしょうか?2つの貸付をまとめてファンドを組んでいるのはみんクレと同じです。運用期間や調達金額はみんクレ同様さまざまです。しかし総じてみんクレより各ファンドの利回りは高めです。みんクレも高配当をうたっていますが、低めの利回りの案件と高めの利回りの案件をセットにし、低めの利回りの案件の方の金額がほとんどの割合を占め、高めの案件の金額はわずかな為、必然的に案件全体としての利回りはほぼ利回り低い方の案件に近いものになっています。
一方ラッキーバンクは同じくらいの利回りの案件でファンドを組んでいる為、必然的に高利回りとなっているのです。当然投資家心理としては利回りの高い方を選択しますので、ラッキーバンクのファンドは人気が高いのかもしれません。ラッキーバンクの各ファンドの利回りは今のところ概ね9~10%台、みんクレの各案件は概ね5~7%台です。
ただみんクレにはキャッシュバックがあるので、組み合わせることによって実質10%を超える事が可能です。キャッシュバックと各案件の組み合わせで実質高利回りになるものにだけ投資をすればラッキーバンクよりも高利回りにすることができるのです。
にもかかわらずラッキーバンクはあっという間に満額成立し、みんクレは満額成立がまれであるという状況なのは何故なのでしょう。ソーシャルレンディングサービスという事業の開始がラッキーバンクの方が古く認知度があり、みんクレの方が新しい為に認知度がまだ低いからでしょうか?だとすると、みんクレもそのうちラッキーバンクと同じ様にすぐ満額成立するようになるのでしょうか。
利回りや認知度の他にも考えられる理由がありました。ラッキーバンクは不動産特化型のソーシャルレンディングサービスで、全案件に不動産担保がついているのです。これは投資家が投資する上での安心感を高める要因となります。ちなみに運営会社のラッキーバンク・インベストメントは最近子会社のLBIリアルティを設立し、不動産売買事業にも参入していますので、より説得力もあります。
対してみんクレは、不動産担保付きの案件もありますが、事業への投資も多く、その場合の担保が商品であったり、有価証券だったりします。商品や有価証券は担保としてはどうしても不動産に見劣りします。事業なので商品は減ることもあるでしょうし、有価証券の価値も不動産に比べると安定感がありません。また、みんクレの案件には保証付きではないものもあり、どうしてもリスクを考えると私だったらそういう案件に投資するには躊躇してしまいます。
あとみんクレは今は金融庁の検査も受けて大分改善されているようですが、以前は案件の説明や管理画面の表示に、投資家にとって必要な情報が記載されていないという不備もあったようです。こういうことも投資する側にとっては選ぶ要素として重要な事だと思います。
ラッキーバンクの案件があっという間に満額成立し、みんクレがそうでもない事の理由はまだ他にもあるかもしれませんが、少なくとも私には上記のような要因があるのではないかと考えています。
いずれにしてもソーシャルレンディングは元本が保証された預金等ではなく、あくまでも投資であり、高利回りに目を奪われてリスクを気にしないのは危険です。貸出先とソーシャルレンディング事業者自体という二重のリスクを常に頭に入れながら進めていこうと思います。