業務再開が遠いみんなのクレジット、またも償還が遅延。今回の言い訳は?



体制を整えている最中だというみんなのクレジット。7月の配当・償還は期日通りに行われるのだろうか。それとも今月もまた遅れるのでしょうか。

やはり今月も償還が遅れる

みんなのクレジットは都合の悪い情報は毎度毎度事後報告であり、配当・償還が遅れる場合も、予定日の夜中か翌日以降に通知するのが常です。

7月は28日が金曜日でしたので、28日に支払いがない場合、最短でも翌営業日の31日(月)になってしまいます。

なので今回は予定日の朝一に、配当や償還が予定通り行われるのかどうかをみんクレに電話で確認してみました。

すると回答は、「現在システムの改修と入金確認作業を平行して行っている為、配当等の反映作業は遅れているが、本日中には支払う予定である」との事。そして「万が一遅れる場合はメールで通知する」との事でした。

なるほど。今回新たに加わった言い訳は「システムの改修」でした。どうせ本当の理由ではないでしょうが。

そして「本日中に支払う」と言いながら、「遅れる場合はメールする」と言うのはいつものパターンであり、決して保険の意味で「遅れる場合は・・・」と言っているわけではなく、すでに遅れる事をわかった上で言っているのです。

なので今回も配当と償還のどちらか、あるいは両方が遅れるのだと理解しました。

そして配当は予定通り、営業時間外ではあるもののその日の内に支払われましたが、償還はこれまた予定通り、支払がありませんでした。そして予定通り、配当した旨のみを記載し、償還できなかった理由には一切触れていないメールが夜に届きました。

ここまでは全てみんクレにとって予定通りの事であり、こちらにとっても想定内の事でした。

きっと週明けに、何事もなかったかのように償還するんだろうなぁ、と思っていました。その時までは。

ところが、翌々日の30日にメールが届き、今回の償還ができなかった理由が書かれていたのですが、その内容に関しては想定外の事でした。

一部の投資家が貸付先に直接取り立て?

メールの記述によると、一部の投資家がみんクレに対してではなく、みんクレが貸し付けた相手企業に直接回収行動をした事により、みんクレへの返済が滞ってしまった為、償還ができないとの事でした。

なるほど。今度はそんな言い訳できたか!

今まで嘘をつき続けてきたみんクレですので、私は額面通りに受け取ることはできませんでした。

そして何より、そんな訳のわからない言い訳をメールで通知しただけで償還できないという事を納得しろという姿勢はどうかと思いました。

さらにメールには、「裁判外紛争解決手続きによる調停」だとか「融資先との基本合意を調印し、合意が行われ次第順次元金のマイページへの反映」などと書かれていましたが、どういう事なのかよくわかりませんでした。

そこで、翌週早々にまたみんクレに電話をして、以下の疑問を確認してみました。

  • 投資家が回収行動をすることで、何故みんクレが投資家に償還できないのか?
  • 今回は投資家が融資先に回収行動をして問題になったのに、何故投資家と融資先ではなく、融資先とみんクレとの間での合意が必要なのか。
  • その基本合意の調印がされる見込みはあるのか否か。ある場合、期間はどのくらいかかるのか?
  • 結局7月分の償還はあるのか否か。あるならいつになるのか?

その結果、以下の回答を得られました。

「投資家が回収行動をすることで、何故みんクレが投資家に償還できないのか?」

回答:投資家が裁判所に差し押さえを請求し、融資先が仮差押えを受けたため。

「今回は投資家が融資先に回収行動をして問題になったのに、何故投資家と融資先ではなく、融資先とみんクレとの間での合意が必要なのか。」

回答:融資先が仮差押えを受けたため、裁判外紛争解決手続きで返済方法等を基本合意する必要ができたため。

「その基本合意の調印がされる見込みはあるのか否か。ある場合、期間はどのくらいかかるのか?」

回答:合意する方向で進んでおり、お盆休み明けには調印できる予定。

「結局7月分の償還はあるのか否か。あるならいつになるのか?」

回答:基本合意がなされれば、すみやかに投資家に返済をする予定。

内容はなんとなく理解でき、償還もする方向で進めているとの回答だったので、少し安心はしたのですが、とはいえあくまでも希望的観測によるものであり、いままでのみんクレの経緯を考えると、あまり期待しない方がいいのかもしれません。

何よりこんな調子では、仮に7月分の償還があってもその後も償還が続くかどうかはわかりません。

業務の再開については、「全ての投資家にローンファンドの詳細を確認してもらったら、それを再度金融庁に伝えて承認を得たら再開する」と言っていました。

確かにメールや郵送等で投資家へローンファンドの詳細等を通知したりして再開に向けた努力をしている姿勢は見えますが、償還がままならないような現状を鑑みると、業務の再開があるのかどうか怪しいものです。仮にあるとしても、それはまだまだ先のような気がします。