みんクレは注視しつつも、ラッキーバンクへ資金移動することにした



みんクレは行政処分期間が終わってもファンドの募集を再開しなかった

みんクレが行政処分期間中、楽観的すぎるかもしれませんが私は、処分明けには一体どのように生まれ変わり、どんなサービスを提供するか楽しみにしていました。

売りだったキャッシュバックは継続するのだろうか?それともなくなってしまうのだろうか?みんクレはキャッシュバックは今後減らすと通知していましたが、なくなってしまうと、配当利回りが高くならない限りみんクレに投資する意義がなくなってしまいます。

私としては、額や頻度は減ったとしても、配当の先取りのようなものであり、かつ税務上有利なキャッシュバックは残って欲しいと思っていました。

そして配当利回りがどうなるかも気になっていました。キャッシュバックが減るとしたら配当利回りが高くなってくれないと、これまたみんクレに投資する意義がありません。

ただ、行政処分を受けた要因の一つにある「財務内容の悪化」を改善するには、やはり今までのような大盤振る舞いはないだろうということも予想できます。

ただそれでも、嘘をついて集めた資金を正しく使っていなかった為に行政処分になり、投資家に迷惑をかけたのだから、謝罪の意味も込めて再開当初くらいは大盤振る舞いでもして欲しいなぁと思っていました。もちろんその可能性はゼロに等しいこともわかっていましたが。

そして行政処分期間が終わる4月29日が来ました。

翌日から業務再開であるにもかかわらず、処分期間終了日までファンド募集通知はおろか、再開のお知らせなどメールは何も来ませんでした。嫌な予感がしました。投資家にとっていい知らせがあるときはメールが来て、都合の悪い知らせはメールは送らず、ひっそりとホームページに載せるというのがみんクレの手です。

気になってみんクレのサイトを見ました。すると何やらお知らせ欄によからぬタイトル文があるのを目にしました。

「弊社の金融商品取引業務の休止について」

要約すると、まだ内部管理体制の再構築中であり、きちんと整うまでは新規募集業務の休止を続けるというものです。

再開を楽しみにし、期待していたのでがっかりしました。

同時に「代表取締役変更のお知らせ」という記述もありましたが、それはどうでもいいです。というか当然でしょう。集めた資金を私的流用して会社を行政処分に追い込んだ張本人が代表を続けるようであれば、みんクレはお終いですから。

そして私は再開がいつになるのかわからない、それどころか本当に再開するのかもわからないみんクレに見切りをつけることにしました。

ラッキーバンクに資金移動することにした

私は早速、みんクレの払い戻し可能残高全額を払い戻し、同じソーシャルレンディングサービスのラッキーバンクの口座に振り込みました。

ラッキーバンクに投資することにした理由は単純でした。他に投資するあてもなく、もっと良い投資先をじっくりと考えて選び、それから口座を開設するのも面倒で時間がかかることであり、その間お金を遊ばせてしまうことになるので、既に口座があって投資実績もあり、かつ利回りのよいラッキーバンクにとりあえず投資することにしたのです。

ラッキーバンクは配当利回りも高めで各ファンドの人気も高く、募集を開始してからすぐに満額成立してしまうため、募集開始と同時に申し込まないと購入できないことがほとんどです。

評判も決して悪くはありません。ですので、今後はみんクレに投資したファンドが償還期限を迎えて償還されるたびにラッキーバンクに移行しようと思います。

もちろんラッキーバンクと言えどもこの先どうなるかわかりません。ですが、投資というのはそういうものだと思います。

みんクレは今後も注視しておく

まだみんクレに16のファンドに535万円運用しています。今後は新規投資はできないので、償還されるだけですが、最終の償還日は2018年の5月末です。それまで何とか潰れないでほしいと願っています。

しばらく休止状態が続いて、ある時突然破綻となるかもしれません。そういう例も結構ありますので。

みんクレは代表も変わったことですし、願わくば早めにサービスを再開して欲しいものです。サービスが再開となれば、預けたお金が戻ってくるという安心感が生まれますので。

ただ、代表が変わったのは、本当に内部体制を再構築して生まれ変わるためであればいいのですが、会社を整理するための指導役としての就任ではないかという懸念もあります。そういう例も今まで見てきましたので。もちろん外部向けにはそのような事は発表しないでしょうが。

とにかく私がみんクレに投資したファンドの最終償還日となる来年の5月末までは動向を注視していこうと思います。