呼吸筋を鍛えるためにパワーブリーズプラスを半年使い続けてみました



パワーブリーズプラス(新型のパワーブリーズ)を使うきっかけや、使ってみて効果はあったのか、使う上での注意やデメリットはどうだったのか、今後も使うのかなどを書いてみたいと思います。

パワーブリーズを使うきっかけ

私がパワーブリーズを使おうと思ったきっかけは、ひとえに自分の呼吸筋が急に低下したと感じたこと、そしてなにか呼吸筋を鍛えるいい方法はないかと探していた時にパワーブリーズを知ったことです。

パワーブリーズを使う前の呼吸筋の衰え

恥ずかしながら私は、呼吸筋が衰えるという事がどういうことなのか、そして自分の呼吸筋が衰える事になるなど今まで考えた事もありませんでした

筋力や持久力の低下を感じる事はありましたが、昔から肺活量は平均よりずっと多く自信があったので、呼吸筋が衰えるのを感じるのは肺や気管支など何らかの病気になった時や、そうでなければ遠い先の事だと思っていました。

まして普通の生活をしていて呼吸筋が弱くなるなど想像だにしていませんでした。

では具体的にどのような時に私が呼吸に異変を感じたのかを書いてみます。

周辺の匂いを感じにくくなった

今思えば、まず異変を感じたのはこの事です。妻と一緒に商店街やショッピングセンターの中を歩いていて、飲食店の近くを通るときよく妻が「いい匂いがするね」と言うのですが、私にはその匂いは感じず、言われた後にあえて匂いを嗅ぐことでその匂いを感じるといった具合でした。周囲に漂っている匂いを自然には察知できなくなっていたのです。

当時は鼻が詰まっているのか、あるいは嗅覚が悪くなったのだと思っていました。ガス漏れには気を付けなければいけないという程度で、それほど気に留めていませんでした。

しかしそれは鼻づまりのせいでもなく、嗅覚の衰えでもなかったということは後からわかりました。吸う力が低下していて、鼻呼吸がしづらくなり、自然と口呼吸になってしまっていたのです。

朝起きると喉が痛い

これもやはり吸う力の低下により鼻呼吸をしずらくなって眠っている時に自然と口呼吸になった結果、口の中や喉が乾燥してしまい、朝になると喉が痛くなっていたのです。

当初は口呼吸が癖になってしまったのだと思い、寝る時に口を閉じるように気を付けました。また、日常生活でも鼻づまりにならないよう気を付けていました。

口呼吸がただの癖が原因であるならば、市販の鼻呼吸用のテープなどで口を開かないようにとめておけば必然的に鼻呼吸になるので解決ではずです。

また、鼻づまりが原因ならば、その鼻づまりを解消したり、鼻に貼って鼻腔を広げるテープを使ってとおりを良くしてあげることで鼻呼吸できるようにすれば解決できるでしょう。

そう思って私もいろいろと試してみました。

でも一向に口呼吸から抜け出せませんでした。寝る時でも起きている時でも鼻呼吸になるよう意識していたのですが、気付くとまた口呼吸に戻っていました。

それもその筈です。原因は呼吸する力が低下していたのですから。その状態で一生懸命鼻呼吸にしようと努力しても苦しくなるだけで、結局は口呼吸にならざるを得なかったのです。

歩きながら電話をしていたら声が出なくなった

これにはちょっとショックを感じました。

呼吸する力の低下を感じる前は、歩きながら電話で話していても、当たり前ですが特に何も感じませんでした。

しかしある日、久しぶりに歩きながら電話をしていた時、少し息苦しさを感じ、話の途中で必要以上に息継ぎをしなければならない事に気付きました。止まって電話している時は何も感じなかったのに、です。

はじめは、たまたまだとか気のせいだとか思って気にしませんでした。ですがその後も歩きながら電話をする機会があると必ず息が上がり話しづらくなっていましたので、さすがにこれは何かおかしいと思い始めました。

これももちろん呼吸力の低下が招いたものでした。吸う力が弱くなっていることで1回に吸う酸素の量も減っていて、歩く事により酸素を消費してしまうと会話をするのに必要な酸素がもうあまり残っていないという有り様だったのです。その為、呼吸の回数を増やさなければならず、話の最中に何度も息継ぎをしなければならなかったのです。

就寝時の呼吸で喉が鳴る

寝る時に呼吸すると何故か呼吸のたびに喉から音が聞こえる事がありました。ヒューヒューというかピーピーというか、小さな音ですが、甲高い音です。

私は軽度の喘息もちなので、年に1回程度軽い発作が起きることがあります。ですので、発作止めの吸入器を持っています。

最初はこの喉から出る音は軽い喘息の発作の際に鳴る音かと思いました。喘息の発作時のように息苦しさや呼吸困難は伴わなかったのですが、それでも音がなっているということは喘息の予兆かと思っていました。

そこで喘息用の発作止めの吸入器を使ってみました。この吸入器は、気管支の炎症がむくむことによって気道が狭くなり呼吸困難になる喘息の発作時に、使用する事で炎症を鎮めて気道を広げ発作を抑えるという即効性のある治療薬です。

しかし、いつもなら瞬時に呼吸困難を解消し(今回は元々呼吸困難ではありませんでしたが)、喉の音もなくなるのですが、全く効果なく、喉の音は相変わらずでした。

そしてその時は、音は気になりながらも諦めて寝る事にしました。ですがその後も毎日喉の音がするようになり、時々、効かないとわかっていながらも気休めに喘息発作止めの吸入器を使ったりしていました。

そしてその後も気になるので日々調べていたら段々と、喘息などによる気管支の炎症などではなく、喉の筋肉や呼吸筋などの低下によるものじゃないかと感じてきました。

息を吸うと胸が痛くなる

それはある日突然の事でした。寒い日だったので最初は冷たい空気を吸い込んだせいで起きたことかと思いました。もちろん冷たい空気を吸い込んだだけで痛くなるのも問題ですが、私の場合はそういう理由ではありませんでした。

息を吸うたびに胸骨の中央付近が痛くなる症状はその後何日も続いたので、その時点では胸骨の捻挫や肋間神経痛を疑いました。それは以前経験したことがあり、呼吸時だけでなく、せきやくしゃみなど胸に衝撃があると痛むので非常にやっかいなものです。

でもいつまで経ってもなかなか痛みが引かず、夜寝るの際にも支障が出るようになりましたのでこれはちょっとおかしいと思い、ネットで調べてみました。(本当はすぐ医者に行けばよいのでしょうが、医者に行って解決しなかった経験が多かった事もあり、よほどの事でなければあまり行こうと思わないのです。自分でも困った傾向だとわかっていますが・・・)

調べてみたのですが、これだ!と思えるものがありませんでしたが、なんらかの心臓疾患か、肺気胸か、あるいはCOPDなのかな、と考えたりしました。

呼吸筋が低下している事と直接関連はしていないかもしれませんが、何らかの関連があるのではないかと少し不安になりました。

呼吸筋が低下した原因を考えてみる(私の場合)

誰でも今まで使っていた筋肉を使わなくなればその筋肉は衰えます。長期間の入院で寝たきり状態だった人は退院しても足腰の筋肉が衰えていてリハビリのトレーニングが必要になることがあります。

普通に生活していると思っていた私ですが、呼吸する力が急に低下したということは、呼吸をするための筋肉を使用しなくなったかあるはい使用する頻度が減ったと考えられるので、今一度日常生活で何が以前と変わったのか、などを考えてみる事にしました。

運動不足

まず思いつくのは運動不足です。仕事環境が変わり、通勤で歩く距離が圧倒的に少なくなってしまいました。一時期は貧血ぎみだったこともあり、なるべく動くことを避けていました。

適度に運動すれば呼吸する回数や量は増えるので、何もしないよりは呼吸筋は使われます。特に息が上がる程度の有酸素運動をすれば効果的ではないでしょうか。

なのに私は有酸素運動どころか、歩く事さえ激減していたのです。

声を出す機会の減少

次に私の個人的な事から考えられるのは、会話が減った事、カラオケに行かなくなった事など、声を出す機会が減った事です。以前は仕事で人と会って話したり電話で話したりする機会が非常に多く、仕事仲間や友人と気晴らしに飲みに行ってよくしゃべったりしていました。同様にカラオケも行く機会が結構あり、自宅で歌の練習をすることもよくありました。

ですが今は仕事はデスクワーク中心で、飲みに行く機会もほとんどなくなり、会話する機会が激減してしまいました。またカラオケもほとんど行かなくなりました。

今まで意識した事はなかったのですが、しゃべる事や歌う事はのどや呼吸筋を使うので重要だったのです。衰えて初めてわかりました。

喫煙

タバコが体に良くない事、特に呼吸器系に悪い事については説明の必要はないでしょう。

私は普通の紙のタバコを20年以上吸っていました。ニコチン・タールは少なめの銘柄でしたが、本数は結構いってました。

しかしタバコを吸う力が明らかに弱くなったのを感じたとともに、前述のように突然胸に痛みを覚えたこともあり、紙巻煙草をやめ、加熱式タバコ(アイコス)に変えました。

加熱式タバコならOKかというとそういうわけではないのですが、紙巻煙草を止めた事で少なくとも胸の痛みはおさまりました。

今は本数などをコントロールしながら加熱式タバコを吸っていますが、いずれは完全にやめなければならないと思っています。

パワーブリーズという器具があることを知る

結局は、よく動き、よくしゃべり、タバコをやめれば自然と、低下したのどや呼吸筋は鍛えられ、回復するのでしょう。でも環境や意志の弱さなど何らかの要因でできない人もいます。もちろん私もその一人です。

それならば何か補える方法、鍛える方法はないかとネットで調べたり、テレビの健康番組で喉や呼吸を扱う特集があるときは見るようにしたりしました。

舌を動かしたり喉を使う体操や、空のペットボトルを吸ったり吐いたりする方法、こぶしを使って吸ったり吐いたりする方法など、良さそうな方法をいくつか見つける事ができました。そしてほとんどがお金をかけずにできるものです。

それらを試しながらも、もっと良い方法はないだろうかと思っていたある日、番組名は忘れましたが、あるバラエティー番組で、日本のトップアーティストであるB’zのボーカル稲葉浩志が、呼吸筋を鍛える為にある器具を使っているという事を紹介していました。

それがパワーブリーズプラスでした。

稲葉浩志がハイトーンボイスを長年保ち続けられるのは、そのパワーブリーズで鍛えているからなのか・・・そんないいものなら使ってみたいなぁ・・・

そう思った私はパワーブリーズを調べてみる事にしました。どんな使い方をするのか、どんな効果があるのか、続けられそうかどうか、値段はどのくらいなのか等々・・・

もちろん稲葉浩志の歌声を支えているのはパワーブリーズだけではありませんが、それでも一役を担っているのは間違いないでしょう。

パワーブリーズとはどんな器具なのか

パワーブリーズは手軽に呼吸筋を鍛えられるハンディ器具です。公式サイト(パワーブリーズ)には「横隔膜、肋間筋などの呼吸に使用する筋力を鍛えるハンディ型の器具」と記載されています。

基本的にはアスリートや音楽をやる人などのように高負荷がかかるトレーニングでも楽に呼吸ができるようにするための呼吸筋強化器具ですが、これから運動を始めようとしている人や、私のように呼吸筋が低下してしまった人が以前の状態に回復するための補助器具としても使用できます。

また、パワーブリーズは使用する事で呼吸の際に使用する筋肉(横隔膜や肋間筋、インナーマッスル)などを鍛え、持久力や運動パフォーマンスを向上させるので、多くのアスリートがトレーニングのウォームアップとして使用しているようです。

パワーブリーズプラスを買って、使用してみました

パワーブリーズを買いたいと思ってショッピングサイトを見てみると、どうやら使う人のレベルに応じて3種類あることがわかりました。それと、旧型のパワーブリーズクラシックと新型のパワーブリーズプラスがあったので、新型に絞ってみてみることにしました。

パワーブリーズプラスの3段階の負荷

パワーブリーズプラスには、負荷の強度に応じて3種類用意されていて、自分の呼吸筋の強さに応じて選ぶことが大事です。自分の呼吸筋が弱いのに負荷の強いものを選んでしまうと鍛えるどころか逆に痛めてしまう場合がありますし、負荷が低すぎるとトレーニングにならない場合がありますので。

標準負荷(スタンダード)

”標準”とついていますが、3種類のパワーブリーズプラスの中で一番負荷の低い、緑色のパワーブリーズです。高年齢の方や運動をまったくやっていない方、呼吸の力が弱っている方はこのレベルから始めた方がいいと思います。私も呼吸筋が弱っていると感じていたので、まずこの標準負荷のパワーブリーズを買いました。

重負荷(ヘビー)

負荷は中くらいのレベルの青色のパワーブリーズです。若い方やよく運動する方、体力に自信がある方はここから始めてもいいと思います。私はまだ緑の標準負荷を使っていますが、自分の呼吸筋のレベルがアップしたら、こちらに買い替えようと考えています。

超重負荷(スーパーヘビー)

パワーブリーズプラスのシリーズの中で一番負荷の高い、赤色の器具です。アスリートなどが使用するもので、一般人であれば、よほど呼吸筋に自信がない限り最初に買う器具としてはおすすめできません。無理に使うと体を痛めてしまうからです。今現在緑のパワーブリーズを使っている私には今後も縁がない類のものかもしれません。

パワーブリーズの使い方

パワーブリーズの使い方は簡単です。付属のノーズクリップで鼻をはさみ、マウスピースを本体に付け、自分の吸い込む力に合わせてダイヤル式の負荷調整目盛を合わせ、あとは決められた回数吸い込むだけです。

パワーブリーズは30回を1セットとし、1日2セットまでの使用と制限されています。早く効果を出したいからといって回数やセット数を増やしたりするのは呼吸筋を痛める可能性があるなど危険なので、必ず回数やセット数は決められた限度までとすることです。

実際に使ってみてどうだったか

最初は目盛を一番下に合わせて使用しました。一番負荷の少ないところからのスタートなので、呼吸筋が弱っている私でも楽にクリアできました。

その後も説明書に従い、規定数をクリアできたら4分の1ずつ負荷強度の目盛をアップしていきました。まだまだ負荷が少ない段階では順調に目盛がアップしていき、少し楽しいとさえ思いました。

しかしその順調な目盛アップもほどなくして壁にあたり、自分の呼吸筋の弱さを痛感しました。まだ全目盛のわずか4分の1程度進んだところが壁だったからです。つまりこの辺りが私の呼吸筋のレベルだったということです。

そしてここからが、本当のトレーニングの始まりということです。

新たなスタートを切った私の呼吸筋トレーニングは、それまで楽しいと感じていたのとは違い、結構大変に感じました。

パワーブリーズは口から息を吸う器具ですが、吸い込む際に吸う力が足りないと、自然と鼻からも吸い込もうとしてしまいます。負荷のかからない鼻から吸い込んでしまってはいくら口の方に負荷をかけても全く意味をなしませんので、パワーブリーズは付属品として鼻をはさんで鼻呼吸を防ぐノーズクリップが同梱されています。

私の場合、壁に当たったところでこのノーズクリップにも少し問題を抱えてしまいました。

ノーズクリップは使わなくても大丈夫な人もいるかもしれません。でも私の場合は明らかに必要でした。ただ、付属品のノーズクリップでは鼻をはさむ力が弱く、息を吸うたびに鼻からいびきのような音をたてて空気が漏れてしまっていました。

仕方ないので当初はパワーブリーズを持つ手と逆の手で鼻をつまんで対応していました。これで鼻から空気が漏れる事はなく、ちゃんとトレーニングできました。

ですが私の場合、テレビなどを見ながらトレーニングするため、空いた方の手で回数を数えていました。なのでその手を鼻をつまむのに使用してしまうと、途中で回数がわからなくなってしまうという不便が起きました。

そこで、付属のノーズクリップよりはさむ力の強いものを新たに買う事にしました。ネットショップで調べてみると競泳用などで結構いろんな種類が揃っていましたので、値段が高くないものをいくつか買って試し、空気が漏れず、痛くないものを選んで使う事にしました。

これでノーズクリップの問題もなくなり、安心してトレーニングを続けることができるようになりました。

そしてそれから半年以上経った今、私の使っている緑のパワーブリーズプラスの目盛りは5分の4ほどまでに達しました。それだけ呼吸筋がアップしたのだと思います。

私の計画では、すでに次のレベル(青)のパワーブリーズプラスに買い替えているはずなのですが、だんだんきつくなっていく中で目盛りをアップできず停滞する日が続いたり、きつくて面倒に思ってさぼったりしたため、予定通りにはいきませんでした。

パワーブリーズを使い続けて私に起きた変化(効果)

完璧ではありませんが、比較的真面目にトレーニングを続けていたら、いつの間にか効果を感じるようになっていました。

以下にその効果(あくまでも私の場合の)を列挙してみます。基本的には前述したパワーブリーズを使うきっかけとなった異変が解消されたという内容であり、他の人には参考にならないかもしれませんが・・・

  • 自然と鼻呼吸が出来るようになり、周囲の匂いを感じるようになった
  • 寝る時も鼻呼吸が出来るようになったので、朝の喉の痛みがなくなった。
  • 歩きながら電話をしても息切れしなくなった。
  • 寝る時に喉が鳴らなくなった(これは何故解消されたのかメカニズムは不明ですが)
  • 胸の痛みも消えた(痛みの解消はパワーブリーズだけのおかげではないのですが・・・)

これだけでも十分に私にとって効果があったと言えます。でもまだまだ私の呼吸筋は普通の人より劣っています。そして呼吸筋を低下させる要因となった環境も変わっていません。

ですので今後はパワーブリーズを続けるとともに、呼吸筋を低下させないような生活環境を心掛けるようにしたいと思います。

パワーブリーズのデメリット

パワーブリーズは呼吸筋を鍛えるのにとてもいい器具ですが、それでも私がデメリットと感じた事を書いてみたいと思います。

  • 初期費用が高め(商品価格を高いと考えるか安いと考えるかは個人差がありますが、使う前でまだ知らない段階では高いと感じました)
  • 毎回マウスピースの手入れ(洗う)が面倒(人によっては大したことじゃないかもしれませんが)
  • 毎日きちんと続けるのは結構大変(トレーニング自体は簡単で短時間で済みますが、レベルが上がってきつくなってくると私は時々さぼりたくなり、実際さぼりました)
  • トレーニングは退屈でつまらない(私は空き時間にテレビを観ながらおこなっていますが、ただトレーニングするだけではつまらないので途中で飽きて嫌になってしまうかもしれません)
  • 吸い込むトレーニングは出来るが、吐き出す呼吸筋の筋肉は鍛えられない(もしかしたら吸うトレーニングだけで吐くための呼吸筋も十分鍛えられるのかもしれませんが)
  • 呼吸筋低下の要因となる生活環境を変えようとする気持ちの低下(パワーブリーズで鍛えればいいや、という考えがどこかにあり、生活環境を変える事を怠りがちになりました)

ずい分ありましたが、上記はあくまでも個人的なもので、人によってはデメリットにはならないかもしれません。ただ、私にとっては十分ネガティブな要素です。

どんな人におすすめか?

パワーブリーズは元々トレーニングジムなどにあった呼吸筋を鍛える機器をハンディタイプに改良したものであり、アスリートや声量を必要とする歌手などのトレーニングに有効です。

また、加齢や病気などで呼吸筋が低下してしまった方への回復にも有効だと思います。(手術後のリハビリテーション用として医療機関向けのパワーブリーズも販売されています)

そして私のように運動不足や呼吸筋を使わない生活環境にある方にもおすすめできます。近年はSNSなどの発展で口で会話しなくても会話ができてしまうし、在宅勤務なども広まりつつあり、職場での会話も減ってきたりしますので、気が付かないうちに呼吸筋が衰えてしまう可能性もあります。

呼吸筋が衰えると、呼吸器系の病気に対抗する力も弱くなりますし、酸素の取り込みも少なくなり運動のパフォーマンスだけでなく、頭の回転も鈍くなります。

呼吸筋の衰えは感じにくいものですが、一般の方でも普段から鍛えておく事は無駄ではないと思います。

POWERbreathe PLUS パワーブリーズ (呼吸筋トレーナー)
by カエレバ

今後はもっと改良版が出るかもしれませんし、パワーブリーズより良い器具が発売されるかもしれませんが、今のところ私はパワーブリーズに満足していますし、今後も使い続けようと思っています。