ノミバエとの闘い – その3 発生したコバエは駆除できるが・・・



さらなるコバエ駆除の武器を求めて

電撃殺虫器は確実にコバエ駆除に効果があるのがわかりました。寝る前にセットすれば寝ている間にしっかり働いてくれます。

でもそれだけでは完全な駆除にはいたりませんでした。電撃殺虫器が放つ誘引の為の光に気が付かなかったコバエも当然いたでしょう。そのコバエは当然駆除されません。それに新たに生まれたコバエもいるでしょう。

なのでまだ日中、特にキッチンまわりにはコバエが飛び回っていました。もし電撃殺虫器を使用していなかったらと思うとゾッとしました。

そんな状況だったので、私は何か次の手を打たなければいけないと思いました。ふと思いついたのが、10年以上前に使用したことのあるハエ取り棒でした。しかしながら私のよく行くドラッグストアやホームセンターには置いてなかったので、まだ販売されているのか心配でした。でもネットで調べてみるとまだ販売されているようでしたので、早速ネットで購入しました。

家に届いたハエ取り棒は、以前使ったことのあるものとまったく同じでした。ストローのような赤い棒にべっとりと粘着剤が付着しており、その棒を小さな金属製の台に差し込んで立てておいておくだけ。非常に原理は原始的です。でも効果は絶大なのでした。

このハエ取り棒、ストローのような赤い棒は4本入っていて、金属製の棒を立てる台には4個の穴があいていて、4本同時に立てることができます。ですが私はケチなので、1本だけたてて効果があるかどうか様子を見ることにしました。

まずはコバエをよくみかけるキッチンの調理台の上に置きました。するとどうでしょう。出かける前にセットして、約7時間後に帰宅してハエ取り棒をみてみると、なんと10匹以上がその棒にひっついていました。

これはいける!

そう思った私は、すぐにハエ取り棒を追加注文することにしました。粘着棒は4本入っていましたが、棒を立てる為の台は1個しかないため、置く場所は1箇所に限定されてしまいます。なので台を増やし、置く場所を複数箇所にして、より多くのコバエをより早く駆除したいためです。

追加注文したハエ取り棒が届き、キッチンまわりだけで3箇所に置き、夜は電撃殺虫器をセットし、期待を胸にコバエ殲滅作戦を実行しました。

こうして3日経ち、1週間経ち、10日経ちました。

ハエ取り棒にも電撃殺虫器にもたくさんのコバエがくっつき、駆除されました。そういう意味では気分は良かったです。しかし一方では、これだけ多くのコバエがいたのかと思うと本当に嫌な気分にもなりました。

武器は得たけどコバエは減らない

しかし不思議なことに、これだけコバエを退治してもまだコバエを目にするのです。退治しても退治しても発生するコバエ。そこでようやく、発生源をなくさなければいけないと本気で思うようになりました。遅すぎるくらいです。何故もっと早く発生源を潰すことを考えなかったのだろうか。少し後悔もしました。

確かに住環境を考えると飲食店に囲まれた我が家の外にはコバエの発生源がたくさんあり、それをなくすことはできません。でもそういう環境だから、窓はほとんど開けず、玄関のドアも開けっ放しにはしないので、仮に入ったとしても少ないはずです。電撃殺虫器やハエ取り棒でも十分に駆除できるはずです。でも現実は毎日毎日たくさんのコバエが出現し、そして駆除されるのです。

家の中の発生源をなんとかしなきゃ。そう思っているうちに時は過ぎ、季節は秋も深まっていました。気温も下がり、いつのまにかコバエを見なくなっていたのです。

これにより根本的な解決をせずに今季のコバエとの闘いは終わってしまいました。そしてしばらくはコバエの事は頭から消え、恐ろしい3年目が来ることなど想像もせずに年を越したのでした。

ノミバエ対策(特徴・駆除・予防方法)