5年ほど利用していたソフトバンク光を解約する為にサポートセンターに電話をしたら、今解約すると損だという説明をされ、挙句に料金が割引になったので、しばらく継続することにしたという話を書きます。
ソフトバンク光を解約しようとした経緯
ここでは先ずソフトバンク光を導入してから解約しようと思った経緯について触れてみたいと思います。
ソフトバンク光を導入
今住んでいる賃貸マンションに住んで約6年になるのですが、引っ越してきた当初からJCOMの設備が完備されていたので、申し込みさえすればJCOMのケーブルテレビもネット回線も利用できる環境でした。
ただ、当時はケーブルテレビを見ることもなかったし、JCOMの回線は速くないと聞いたことがあったのでお金を払ってまで使用するメリットはないと感じて申し込みませんでした。
そして約1年間は、以前から使用していたモバイルWifiやスマホのデザリングで過ごしていました。
その後、携帯回線はソフトバンクを利用していた事や、Yahooショッピングをよく利用する事から割引やポイント還元を考えて、ソフトバンク光を固定回線として導入しました。
当初は回線が切れる現象が頻繁に起きていましたが、次第に安定してきて、その後は特に問題もなく使用していました。
JCOMのケーブルテレビやネット回線が無料で使用できるようになった
5年間利用していたソフトバンク光は、回線速度は1Gbpsとの事でしたが実際はそれほど速いとも感じず、とは言え遅いとも感じませんでした。なので特に不満は無く、他のプロバイダーに変更しようとは思っていませんでした。
ところがある日、我が家に「JCOMが無料で利用できるようになる」という旨の通知が届きました。今住んでいる賃貸マンションの大家さんが費用負担をしてくれるというJOCMの「In My Room」というサービスが適用になったということなのです。
つまり別途オプションなどを申し込まない限り、ケーブルテレビの利用もネット回線も無料で利用できるという事なのです。その分家賃が値上げするという訳でもありませんでした(逆に家賃は何故か少し下がったのですが)。
なんて有難いのだろうか、と大家さんに感謝しつつ、導入して使ってみて、JCOMの方が良かったらソフトバンク光を解約しようと思いました。
ソフトバンク光を解約するはずが継続した経緯
ここでは解約するはずだったソフトバンク光を何故継続することにしたかについて書きたいと思います。
ソフトバンク光の解約を試みるも・・・
JCOMのネットを使ってみて思ったよりも快適で、若干ソフトバンク光より回線速度が速かったので、ソフトバンク光をすぐに解約しようと思いました。
どうやったら解約できるのかネットで調べると、現在はWEBでの対応はしておらず、サポートセンターに電話をかけるということでした。
早速電話して解約したい旨を伝えると、まず解約理由を訊かれ、その後解約手数料の話をされ、そしてルーターを最新の機種に変更するよう勧めるなど、なかなかすんなり解約させてくれませんでした。そして挙句の果てに18カ月間1,000円割引すると言ってきのです。
そこで私は、ソフトバンク光をこのまましばらく(解約手数料がかからない更新月まで)継続した方がいいのか、それとも解約手数料を払ってでも解約した方がいいのか、電話中に頭の中で簡単に計算してみました。
するとどうやら継続した方が、トータルで考えた場合はお得なのではないかと思い、1,000円の割引を条件に継続することにしました。
本当に継続して良かったのか検証してみた
でも本当に継続した方がお得だったのかどうか、ちゃんと計算しなおしてみようと思い、電話を切った後に改めて計算して比較してみました。
まず前提条件として、我が家のソフトバンク光は「マンションタイプの2年契約自動更新」という契約で、この時点で契約満了の月(更新月)まで11カ月残っていました。
そしてソフトバンク光の「おうち割」というサービスで毎月1,000円が家族のソフトバンク携帯回線の料金から割引されていて、その対象者が3人なので合計約3,000円分の割引がされています。
他にYahooBBプレミアムなど、いくつかのオプションサービスを契約しています。
更新月を待たずに解約した場合
2年契約の解約手数料 9,500(税込み10,450)円
YahooBBプレミアム解約手数料 3,000(税込み3,300)円
※合計12,500円であるが、解約手数料の上限が10,000円と定められている為10,000(税込み11,000)円
これに、Yahooプレミアム420円×11カ月=4,620(税込み5,082)円を合わせると
10,000円+4,620円=14,620(税込み16,082)円。
1,000円の割引を受けて継続した場合
月額料金 税込み5,338円(月額基本料+YahooBBプレミアム+オプション代+ユニバーサルサービス料)×11カ月=税込み58,718円
携帯回線から引かれるおうち割 3人分-2,934(税込み-3,227)円×11カ月=-32,274(税込み-35,497)円
新たに追加された割引 -1,000×11カ月=-11,000(税込み-12,100)円
料金合計額から割引合計額を差し引くと、税込みで58,718-35,497-12,100=11,121円
解約した場合(16,082円)と継続した場合(11,121円)を計算して比較してみると、やはり解約した方が費用負担が大きいという事がわかりました。
光回線単体ではわかりにくいのですが、オプションや携帯回線料金の割引などを合わせてトータルで見てみると解約のデメリットが良くわかりました。
もちろん新たに追加された割引がなければ解約の方がお得だったのでしょうが、ソフトバンク側も何とか解約されないよう担当者に、いざとなったら1,000円×18カ月の割引を提示できる裁量を与えていたのでしょう。
以上のような経緯で結局ソフトバンク光を継続することにしました。でも解約手数料のかからない11か月後には当然解約しようと思っています。それまでは余分となったソフトバンク光の固定回線もできるだけ有意義に使おうと思います。
余談ですが、継続することになったソフトバンク光のルーターも新機種に交換することを勧められたので交換しました。
速度は少し速くなり、JCOMと同じくらいになりました。ただ公表している回線速度はソフトバンク光は1Gbpsですが、JCOMの方は320Mbpsです。もちろん使用環境や周辺状況にもよるのでしょうが、広告の数値はあまりあてにしてはいけないと感じました。